坐骨神経痛について
一度はTVや何かで耳にしたことのある言葉、坐骨神経痛。
開院以来、当院でも一年を通して途絶えることのなく来院される腰痛の一つです。
坐骨神経が何らかの原因で障害を起こし腰やおしり、足にかけてまで痛みやしびれを引きおこしてしまいます。
ひどい場合になると歩行が困難にもなってしまうほどです。
坐骨神経はイラストのように腰から足先までつながる長い神経です。

ヘルニアや骨の変形、血管の異常、そして腫瘍までと原因は多岐にわたりますがレントゲンやMRIの画像検査上何の問題が無いものも多くあります。
検査上問題が無い坐骨神経痛について
一例をだすと足指の使い方がじつは坐骨神経痛と深い関係があります。
私達は2本足で立っています。立つときに足指が弱いと正しい姿勢が作れません。
姿勢が悪くなると、身体も歪んできます。

足は私達の土台です。建物も基礎となる土台が傾いていると真っ直ぐに立つことが出来ないですよね。
慢性的に腰が痛い、肩がこるという患者さんの足を触っていて、改めて私は気づいたことがあります。
それはこんな足の状態になっている方が多いことです。
●足首が硬い・動かしにくい
●足の裏が硬くなっている
●外反母趾になっている
足を土台だとすると骨盤は家の床で背骨は大黒柱です。
土台が傾いてしまうと骨盤や背骨やお尻の筋肉にもゆがみが出てきます。
この結果お尻や太ももの筋肉の緊張や血流の悪さなどがおこり、坐骨神経を圧迫することになると坐骨神経痛のような痛みが発症します。
姿勢が良くないのは、土台である足が問題で、足の状態が身体の不調原因にもなり、つもり重なって坐骨神経痛になることもじつは多いと考えています。