季節の変わり目に多いぎっくり背中
ギックリ背中は背中の筋肉の微細な損傷もしくは、胸椎(背中の背骨)の椎間板の微細な損傷と考えられています。
筋肉、椎間板ともにより大きな損傷が起こると肉離れ、椎間板ヘルニアとなりますが、言うなればその子供がギックリ背中です。
当院では季節の変わり目に、このぎっくり背中の患者さんが増えます。
ぎっくり背中を我慢した結果腰まで痛くなる患者さんも多いです。
ぎっくり背中は元々疲労が蓄積した状態で筋肉が硬くなっている状態で急激に激しい動きをしたときに筋繊維が損傷してしまう。
当院にお越しの方で多いのがこの筋繊維の損傷が原因の患者さんです。
そして次に多いのが体幹の筋肉が疲労や弱化で背骨を支えきれていない状態の時に背中をひねる、前にかがめるなどの動作をしたときに椎間板を損傷したものです。
発生初期は、安静にして痛みの出ない体勢(背中を丸める)でいることが重要です。炎症が起こっている場合もありますので、アイシングや湿布を使うことも回復を早めます。
しかし、2日以上の安静は筋力が低下してしまいますので2日目からは痛みがあっても出来る範囲で寝たきりの状態から抜け出して動くようにしたほうが回復が早くなります。
2日目にも起き上がれないほどの痛みの場合、他になにか重大な疾患がある場合も考えられますので病院の受診をお勧めします。
ほとんどの場合、1~3日目までが痛みのピークでその後は次第に痛みが減ってきます。しかし、痛みが減ってきて感じなくなっても背部の筋肉の硬直、体幹の筋疲労や弱化があるとまたしばらくして痛みを再発することも考えられます。ギックリ背中の治療には原因となっている元を解消しなければなりません。
ぎっくり背中の原因は
① 不良姿勢(猫背やそり腰)
② 身体の冷え
③ 運動不足
④ 筋肉の柔軟性低下
などです。これらの原因とあわせて急な動作をしたときに起こしやすくなります。
ぎっくり背中の予防は、日頃から筋肉を動かし柔軟にしておくことが大事です。
不良姿勢の方も同様に正しい姿勢になるように筋膜リリースや筋肉を使っていきましょう。
整体やカイロプラクティックなどはこの症状にお役に立てます。
身体の筋肉が入れ替わるのが大体3週間から3ヵ月です
当院の施術は【痛みを起こしにくい身体づくり】です。
背中の筋肉が変わっていくのにはある程度時間がかかると思ってください。
当院では施術と合わせて、あなたの弱った筋肉を使うこともします。
施術の日とトレーニングの日というように施術計画でご提案することも出来ます。
この内容がぎっくり背中ではと思われる方のお役に立てたら幸いです。