産後の骨盤矯正について

産後の骨盤矯正とは、妊娠・出産で開いた骨盤を正しい位置に戻すことをいいます。
妊娠5~6か月くらいになると子宮が骨盤から大きくせり出し、骨盤内部の圧力が高まり骨盤上部が徐々に開き始めていきます。

骨盤を支えているのは靭帯や筋肉ですが、妊娠すると分泌される「リラキシン」というホルモンの影響で靭帯が緩むため、骨盤が徐々に広がります。

その後、出産時の陣痛が始まると、胎盤の靭帯が弛緩し骨盤下部が大きく広がり、赤ちゃんが産道を通りやすくします。

しかし帝王切開で出産した場合は骨盤上部だけが広がり、自然に出産した場合は骨盤上部、下部の両方が広がります。

出産が終わった後は本来の位置へ戻そうと体が働きかけますが、骨盤が広がりきってしまったり、元に戻すための筋肉が足りない、もともとの歪みなどが原因で本来の位置に戻すことができない人がほとんどです。

骨盤が広がったままだと、上にあった内臓が垂れて落ちてきてしまいます。
このため骨盤下部に内臓脂肪をつけクッションのように内臓を守ります、これが産後の下半身ぽっちゃり腹の要因です。


下がってきた内臓は本来の機能を低下させてしまい、結果として代謝が落ちて太りやすい体になってしまいます。

また、その状況で抱っこや授乳で無理な体勢を長時間続けていると骨盤が歪み身体のバランスが崩れやすくなります。

骨盤の歪みを放っておくと恥骨痛、腰痛、肩こりなどの症状を引き起こしたり、尿漏れ、血行不良といったトラブルの原因となったりします。

産後、じん帯はとても柔らかくしなやかな状態なので、産後1ヶ月から6ヶ月頃までに骨盤矯正を行うのがおすすめです。

産後の骨盤調整スタート時期は個人差があります。ですが下記のような骨盤周りの体操を行いながら施術をおこなっていきます。

そして骨盤の戻り具合にも個人差があります。
ご自宅でもセルフでおこなえる骨盤体操を当院ではお伝えします。

投稿者 oldmusashino

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