羽村市は、四季の中で一番春が素敵な場所と私は思っています。 それは街中がお花できれいだからです。


玉川上水のスタート地点の羽村堰から福生市南田園の方まで続く桜並木。 羽村堰近くの根がらみ水田前のチューリップ畑。 市内には可愛らしい花が植えられて彩り豊かになります。


春は万物の気が高まり、陽のエネルギーに満たされる季節です。 とくに春に咲く花や若葉はパワーがありそうな気がします。

 

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東洋医学では春は『肝』の季節

陽の気が影響して、肝が異常になると怒りやイライラの感情が高まり、些細な事でイラッとしたり気分が落ち込んだり眠りが浅くなったりするといわれます。


陽の気が増す春先は、物事をはじめる時期ですね。

初めの一歩はパワーを使います。そこで怒りのエネルギーを使い、気持ちを高めておこなうというふうに昔の人は考えたようです。

怒りは感情の中でとても力強いですからね。
でも同時にストレスも感じますよね。


ストレスからくる身体の不調は、【肝の異常】として現れると東洋医学では考えます。

春先は自律神経失調症のかたが多くなる季節ですよね。


漢方の先生は、肝に異常ありと見立てると酸味の効いた食品を摂るようにアドバイスすることがあります。


酸味は肝をととのえる作用があると東洋医学では考えるからですね。 


食養生では、春の季節は酸味と苦味のある食材を多めに食べるのが良いとされています。


甘いものは、血糖値を高くして一時的には満足感で落ち着きますけど、それをくり返すことで血糖値スパイク(血糖値乱高下状態)に陥りやすく結果的に更に身体の不調を助長しかねません。


甘味の食べ過ぎは気をつけてくださいね。

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 心(感情)はじつは脳内神経物質の働き


以前院内ブログで、情動は脳の神経物質の働きによるものと書いたことがあります。

私達が、笑ったり怒ったり泣いたりするのは脳内に入った神経伝達物質であるホルモンの影響と考えられています。


代表的な脳内神経伝達ホルモンとして、アドレナリン・ノルアドレナリン・セロトニンがあります。


アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンで、【闘争か逃走のホルモン】と呼ばれることがあるように、交感神経を興奮させる作用があります。

恐怖や不安を感じたとき
緊張や興奮状態のとき 空腹時
運動時
怒っているときや悲しいとき

 

などによく分泌されるホルモンです。

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ノルアドレナリンは平常時に交感神経優位に働く

 

ノルアドレナリンは、アドレナリンと同じく交感神経に作用するのですが、アドレナリンが緊急時に多く分泌されるのに対しノルアドレナリンは平常時に血圧や心拍数を上げる調節ホルモンとして作用しています。

覚醒させる
意欲がでる
集中力がでる
記憶力がます

などに関与します。

長期のストレスにさらされると、分泌が減って無気力や意欲の低下につながり鬱状態を引き起こします。

分泌が過剰になると、逆に躁状態を引き起こします。

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セロトニンは幸せホルモン

セロトニンは、動物性タンパク質に多く含まれる必須アミノ酸トリプトファンから合成されるホルモンです。
おもに脳の松果体や腸で合成されます。

脳と消化器官に多く存在していて、脳では中枢神経に作用し消化管では筋肉の収縮や消化・排泄に働きかけます。

脳では、感情のコントロールやアドレナリン・ノルアドレナリンの調節をおこない精神の安定につながるホルモンです。なので【幸せホルモン】とも呼ばれます。

セロトニンは、体内時計のメラトニンに代謝されるので睡眠にも関係の深いホルモンです。

 

セロトニンは運動機能にも関与するホルモン

呼吸
歩行

姿勢維持
咀嚼
表情

などにも関与するので、運動をすると自律神経が整うといわれるのは、このセロトニンの働きが活性化されるからです。

あなたの心が疲れていると感じるのは、もしかするとセロトニン不足かもしれないですよ。

セロトニンを増やすには

●トリプトファンを含む食材を食べる

セロトニンはタンパク質に含まれます。肉では牛レバーや鶏胸肉など、魚ではカツオやサバ、大豆製品や卵やバナナ。そしてアーモンドなどです。
気をつけたいのは、動物性タンパク質から摂るときは炭水化物と一緒に食べると良いです。

それは動物性タンパク質には分岐鎖アミノ酸(BCAA)が含まれています。このBCAAはトリプトファンの脳への取り込みを邪魔します。
炭水化物とビタミンB6(基本動物性タンパク質には含まれています)が有ると、血糖が上昇するためにBCAAは優先的に筋肉に使われて邪魔をしなくなるのです。

●日光を浴びる

目が覚めたら朝日を身体に浴びましょう。
睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を抑えてセロトニンの分泌スイッチが入るといわれています。

●一定のリズムの運動をおこなう

規則正しいリズムが、どうやらセロトニンの分泌スイッチを入れるそうです。
咀嚼(きちんと噛む)や歯磨きなどでも効果が期待できるそうですよ。
もちろんウォーキングや軽い体操もおすすめです。

●腹式呼吸をする

丹田(下腹にあるツボ)を意識した呼吸はセロトニンの分泌に効果的といわれています。

●マッサージをする

グルーミング行為(マッサージや触れ合い)は愛情ホルモンのオキシトシンを分泌させますが、じつはセロトニンも増えることが期待できるそうです。 

なのでハイブリッド整体を受けることも良い作用をおこすと思います。

●栄養補助食品や生薬でとる

 
とくにストレス過多で心が疲れているかたは、通常以上にセロトニンが不足します。
そんなときには、食品以外で補うことも選択肢にいれると良いかと思います。

 
当院では、松のコブを使った漢方【松康泉】をおすすめしています。

これは漢方では痛みの改善薬として有名な松のコブ(松節)を使用しており、実際に脳の血流量が増加することが医学的に立証されています。 

メンタルな症状をお持ちの方は、脳の血流量が減少していることは、2004年からおこなわれている東大や国立精神・神経医療センターなどの研究で発表されています。

投稿者 oldmusashino